個人的にイチオシのまんまるサボテン、ゲオメトリクス。淡い灰色～青白い梨地の肌に、六角形の模様がたまらなくユニークです。まるで、何か不思議な生物の卵を育てているような感覚。日光によく当たると鮮やかな赤～ピンク色になるそうで、この子もすこーし上の方が赤みがかってきています。丸っこい植物好きには、キュンときてしまう逸品ではないでしょうか。

水やり：控えめ
耐陰性：なし
耐寒性：強い（断水気味に）

●ゲオメトリクスの生態
アルゼンチンの高地に自生するサボテンの一種。テフロカクタスは「灰色のサボテン」、ゲオメトリクスは「幾何学的な」という意味だそうで、その肌の風合いからきているものだと思われます。日中は日光が照り付き、夜はかなり冷え込む過酷な場所で育つため、断水気味にすれば寒さにもかなり強いです。

●ゲオメトリクスの育て方
基本、明るい場所におきますが、観賞用の場合は直射日光には当てず、軽く遮光した方が焼けを防げます。肌を赤紫がかった色にしたい場合は、様子を見ながら直射日光に当てます。水やりは、基本控えめに、成長期は土が乾いたらたっぷりと。高地のサボテンなので蒸し暑い夏は苦手です。夏の高温多湿時や、寒い時期に水をあげすぎると、株が痛むリスクが高まります。風通しの良い場所でいつもより乾燥気味に育てましょう。

●よくある枯らす原因
・高温多湿
・水のあげすぎ
・日光不足